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2011年9月11日 (日)

あなたの宝物はどこに隠してありますか?

2011.9.11(長月) NO.336

天に宝を ヘブル1113-16

本日は、3月の東日本大震災から半年、アメリカニューヨークの貿易センタービルやペンタゴンがテロリストによって襲撃されてから10年目にあたります。衝撃的で、たいへん辛い出来事ですが、改めて国家とは故郷とは何か、国を愛し守ることはどういうことなのか、考えさせられるきっかけともなりました。

多くの人にとって、自分の故郷が破壊されることは、耐えがたいことだと思います。まして、自分の国が不当に攻撃され危険にさらされることは、許しがたい暴挙でしょう。ですから、「故郷」の歌詞にあるように、人は故郷を大切に思い、自分の国を守ろうとするのです。

しかしながら、その故郷や国は、いつまでも続くものではありません。それらを最も大切なものとすることも、はたしてどのような意味があるのでしょうか。再来年、2013年のNHK大河ドラマの主人公は、新島八重とのことです。彼女の夫は同志社大学の創立者であり、安中教会とゆかりの深い新島襄です。彼が当時の国禁を犯して米国に渡ったことはよく知られていますが、2首の歌が残っています。渡米する前の歌は「もののふの思い立田の山紅葉 錦着ずしてなど帰るべき」です。志を抱き、それが成し遂げられるまでは帰らないとの思いが表れています。しかし帰国したときに詠んだ歌は「故郷に飾る錦は筺の中 身に纏う時にあらねば」です。名声やこれまでの業績を捨てて、ありのままになって神様と日本のためにつくそうとする思いを感じられます。いわば、神の国の実現のために、天国を目指して進むことが本意であるということでしょう。

天国を目指して進むことは、地上の生活をいい加減にしたり、苦しみを回避することではありません。アブラハムは、地上では旅人であり寄留者であることを知っていました(13-16)、エジプトを脱出した民は、あらのを放浪しなくてはなりませんでした(23-31)。福島の地から避難しておられる佐藤彰先生は、「流浪の教会」の中で、3月の震災と原発事故による経験を出エジプトに倣って書き綴っておられます。故郷に帰ることのできない苦しみが、そこには記されています。イスラエルの民は他国から蹂躙を受け、捕囚の民ともなりました。しかしそのような苦難の中で、約束の地に帰ることができたのです。

このようなことは、イエスさまの言葉に置き換えると、「天に宝を積む」生き方と言えるのではないでしょうか。私たちの持っているもの、目に見えるものは、私たちの最終的なよりどころではありません。そのようなものだけに執着し、過剰な期待をしていることが、神様の道を歩むことを妨げているのです。私たちの主は、帰るべき真の故郷を天に用意してくださっています。これは何が起こっても、失われることはないのです。

マタイ620 自分の宝は、天にたくわえなさい。そこでは、虫もさびもつかず、盗人が穴をあけて盗むこともありません。

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