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2013年3月 8日 (金)

あれから2年たって~

教会の英会話教室であるELCでは、レッスンのあとにチャペルタイムを行っている。チャプレンがメッセージを語るだけでなく、受講生の方からの発言や質問には、時に教えられることや日本人の考え方を知る貴重なものがある。

先週でのこと。私が、「温泉に入って『極楽々』と言う人も、親しい人が亡くなると「天国で安らかに眠ってください」と言いますね。皆さんはどうですか?」と問うと、「死んでから極楽と言うよりは、天国といった方がいい感じがする」という答えが返ってきた。続けて「復活、よみがえりという言葉からは何を感じますか?」との問いには「こわ~い!」と言う返答があり、お墓も怖い所、ということであった。

2011311日は、私たちの国にとって忘れてはいけない大地震の発生、津波の襲来、そして原子力発電所の爆発というこれまで経験したことのない悲惨な出来事が起きた日である。

この東日本大震災に関わる「遺体~明日への十日間」という映画が上映されている。釜石市にある廃校となった学校の体育館が遺体安置所となり、そこで実際に起こった出来事を基にした作品である。地震の被害で亡くなった人たちが運ばれ、並べられ、時に遺体もアップで写されている。チャペルタイムの延長で言えば、怖い所、撮影しては行けない場所ということであろう。主人公の相葉常夫(西田敏行)が初めて体育館に入るとき、運動靴を脱いで裸足で入るシーンがある。彼は、その後も靴を脱いで体育館での奉仕に携わる。モデルとなった本人(千葉淳さん)はこの映画を見て「西田さんが靴を脱いでいました。実は、私も、ああしたかったんです。その気持ちを西田さんが表現してくださった。」と言われたそうである。亡くなった人への尊厳、遺体を大切に扱おうとする日本人の思いが表れていると感じた。

日本人は死を悼み、亡骸を大切に葬り、葬儀のあとの様々な儀式を先祖の供養と称して行っている。しかしその一方で死を忌み嫌ったり、汚れたこととして遠ざけ、恐れさえも覚える。

聖書の示す復活は、死者が新しいからだに変えられる奇跡であり、キリストはその初穂となってくださったことを言う。イエスが処刑され葬られたとされる場所には、聖墳墓教会が建っている。キリストの墓である。しかしこの教会の中心にある小さな建物は、復活聖堂と呼ばれている。イエスキリストの十字架の死は、愛する者の死を悼み悲しむとともに、私たちの恐れを取り除き、天国への希望を与えてくれる復活へと続いていく。

Cross_3

「しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよ みがえられました。」

1コリント15:20

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