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2013年9月 1日 (日)

九死に一生を得る

九死に一生を得る 使徒27:27-44

パウロのローマへの旅は、子供のころ読んだロビンソンクルーソーや十五少年漂流記を思い出させる、スリルに満ちたものです。一つ違うのは、パウロのこの旅はフィクションであること、作り話ではなく歴史上の事実であるという事です。

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アドリヤ海を漂っているとき、船は次第に陸に近付いてきました。14日目の夜、暗礁に乗り上げないように慎重に進んだのですが、水夫たちは船から逃げ出そうとして小舟を船からつり降ろそうとしました。この様子を見たパウロは、兵士に命じて綱を切り、彼らの逃亡を防ぎました。このような緊急事態になると、人は自分だけは助かりたいと思います。人々が大勢集まっているところで事故が起きた時には、我先にと非常口に走っていくようなものです。罪深い人間の、自己中心性が表れています。

夜が明けかけてきたころ、皆が空腹であることを知っていたパウロは、一同に食事を取らせます。彼は人々を元気づけることを言いましたが、それは言葉だけではありませんでした。精神論だけでは、実際に元気になることはありません。この場合、食事をとることによって体力を回復し、一息ついて落ち着いた行動をとることができたのです。パンを配るときには、神様への感謝を忘れることがありませんでした。ロビンソンクルーソーには、孤島で独り過ごさなくてはならなかった主人公が、神様の守りを感謝して祈る場面が出ていますね。疲れているときには休息を取り、食事から栄養を取って元気を回復する、そして神様への感謝と信頼の心を取り戻すことが大切です。

夜がすっかり明けると、砂浜のある入江が目に留まりました。そこを目指して進んだのですが潮の流れがぶつかり合うところで浅瀬に乗り上げ、座礁してしまいました。兵士たちは囚人たちに逃げられては大変なので、彼らを殺そうとしました。囚人護送の命を受けている兵士にとって、囚人が逃げ出してしまっては、そのとがめを受けなくてはならないからです。しかし以前よりパウロに好意を持っていた百人隊長はそれを押しとどめ、泳げるものから陸に上がり、残りの者は切れ端などにつかまって陸を目指すよう命令しました。このおかげで、パウロを含めすべて乗組員が無事に陸に上がることができたのです。船に乗っていた人たちは、文字通り九死に一生を得て、難度海を渡ることができました。

彼らが助かったのは、偶然ではありませんでした。一つ一つの出来事や、パウロの言葉が意味をもって語られ、乗っていた人たちを無事に陸へと導いたのです。ここに神様の導き、助けがあります。私たちも、折にかなってなされる神様の助けを受けて、お互いの命を大切にしていくことができるのです。私たちへの神様の愛は、どんなことがあっても消えることはないのです。

大水もその愛を消すことができません。洪水も押し流すことができません。雅歌87a

2013.9.1(長月) 412 

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