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2014年7月20日 (日)

恵みは千代に  出エジプト34:1-10

聖書を題材にした映画の中で、一番印象に残っているのは、「十戒」です。子供のころに、満員の館内で立ちながら見た紅海が二つに割れてイスラエルの民が大滝のようになった二つの壁の間を渡り、エジプトの戦車などが呑み込まれてしまうシーンは、圧巻でした。

「十戒」とは、モーセが神様から授かった十の律法(戒め)のことで、出エジプト20章に書かれています。聖書では「十のことば」という表現で、この戒めをもとにして、神様は人間に守るべき律法を授けました。モーセがこの律法を山で受けている間、イスラエルの民は彼の帰りを待っていたのですが、あまりにも手間取っていると感じ、民の持っている金銀の飾りを集めて金の子牛を作りました。民は子牛を新しい神として拝み、彼らを導いてくださった神様から離れてしまったのです。山を下りたモーセはこの様子に怒り、そして失望し、十の戒が書かれた板を砕いてしまうのです。その後再び神様の召しによって新しい石の板にこの戒めを刻み、民に対する神様の約束を語りました。その中心となる言葉が、

「主はあわれみ深く、情け深い神、怒るのに遅く、恵みとまことに富み、恵みを千代に保ち、咎とそむきと罪を赦す者、罰すべき者は必ず罰して報いる者。父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に。」(34:6,7)です。

宗教は戦争や貧困を引き起こすから悪である、とはよく聞く言葉です。確かにこの世界には、宗教戦争があり、それぞれの神の名の下で争いがあります。しかし宗教や、信仰がこれらの問題の根本原因ではありません。戦争や貧困には、政治的な理由、気候や風土、それぞれの民族の歴史など様々な要因がかかわっています。しかし人間は、神、真理、愛や自由と言った言葉を乱用し、自分たちの欲望を満たそうとする本性を持っているのです。これこそが、争いの原因でしょう。

何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。あなたがたは、ほしがっても自分のものにならないと、人殺しをするのです。うらやんでも手に入れることができないと、争ったり、戦ったりするのです。(ヤコブ4:1,2)

もともと律法は、民の幸福のために与えられたものです。しかしある種の原理主義に陥ると、これとは全く反対のことが起きるのです。律法は、私たちをイエス様のもとに導く養育係だと、聖書は語っています(ガラテヤ3:24)。そしてイエス様は、この律法を完成してくださる方として、来てくださいました(マタイ5:17)。文字に縛られるのではなく、神様のあわれみに導かれることの祝福を、示してくださったのです。味方を愛することよりも敵をも赦す愛、供え物をするよりも両親を敬う心の大切さ、安息日のおきてを文字通り行うよりも命を優先する行動、このようなことをイエス様は人々に語り、自ら実行されたのです。

古い戒めの書かれた石を打ちこわし、新しくされたあなたの心の板に、イエス様の言葉を刻んで新しい週も歩んでいきましょう。

私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである。というのは、律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストによって実現したからである。(ヨハネ1:16,17) 

 

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