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2015年1月17日 (土)

み国への道 1サムエル13:8-15  2015.1.18

イスラエルの王といえば、2代目のダビデが一番高く評価されていると思います。それに比べ、サウル王については、あまり良い印象を持たれていないのではないかと、説教の準備をしながら感じました。初代の王に任じられ、主の霊を激しく受け新しい人に変えられたにもかかわらず、神様のことばに忠実に従うことがなかった、というのが多くの評価であるように思います。そして彼の最後は、戦場においては自害であり、後継ぎとなることを願っていた彼の子のヨナタンも敵の手に落ちて死んでしまいます。その首は晒しものにされ、サウルの死はイスラエルの敗北を象徴するものとなってしまったのです。惨めな最期です。
 しかしながら、サウルは彼なりに一生懸命初代王として務めたように思うのです。彼の出身は、ベニヤミンという小さな部族です。小さな政党の党首が総理大臣になって、国政を預かるようなものです。サウルの時代には、周りには強い軍事力を持った国があり、他国との境界だけでなく、部族間の境界線すらはっきり決まっていないような状況でした。新しい国のかたちができかけている時代です。そんな中でも、大切な戦いに勝利し、新しい国を何とかして築こうと努めたのでした。
 本日のテキストにある、サムエルの到着を待たずに全焼のいけにえをささげたのも、無理からぬことといえる出来事です。敵は迫り、味方の兵士が引きはじめているような中では、まさに「やむを得ない」ことだったと思うのです。それでも彼は、サムエルによって彼の王国は長くは続かず、やがて分裂すると告げられます。サウルにとっては、ショッキングな言葉だったでしょう。自分の働きを全否定されたようなことです。しかも、自分に任職の油を注いてくれた人から言われるとは、大きな失望があったと思います。
 私は、そのような中でもサウルは王としての任務を全うしたと考えます。確かに、神のことばに素直に従わず、ダビデに対して猜疑心を持って彼を殺そうとしたことは、間違ったことです。しかし神様は、サウルを12年間イスラエルの王として立て、ダビデの時代になる土台を作ったのです。ここに神のあわれみがありました。
 サウルの一番大きな過ちは、自分の王国よりも、神が立ててくださる王国に目が行かなかったことではなかったでしょうか。主の祈りにある「御国が来ますように」という祈りは、目に見える繁栄を求めることではなく、神様の御心が今日、この日も私たちのいる場所で行われることを求める祈りなのです。あなたが求めているのは、ご自分の繁栄ですか?それとも、神様の御心がなること、神の御国でしょうか。

だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。マタイ6:33


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