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2017年2月12日 (日)

福音を携えて  2コリント10:12-18  2017.2.12

 本日のテキストは、引き続き、パウロの使徒職について自らが語っている個所です。最近の就活や入学の願書にも、自己推薦を記入するスペースがあるということです。
 はたしてパウロは、どうだったのでしょうか。彼は、パウロの使徒職について反対する人たちに対して、自分自身を推薦して限度を越えて誇る人と、主なる神から推薦されて限度内で誇る人と、どちらが適切なのかと問うているのです。パウロは自らをわきまえつつ、自分は主から推薦された使徒、伝道者として福音を携えてコリントで教会を建てあげ、さらにイエス様のおっしゃたように地の果てまでその働きを広めたいと願っていることを、ここで表しています。もちろん、後者こそがふさわしいものです。この姿勢は、私たちも共通して持つべき姿であると思います。
 ところで、福音とは何でしょうか。これまで学んできたように、それは良き音ずれグッドニュースであり、その内容はイエスキリストによる救いの物語です。最近のキリスト教会では、福音とは何かということが改めて語られています。講演会や研究会が持たれ、書物も発行されています。
 その内容は、物語風に言えば、六つの幕、場面からなっていると言えるでしょう。第1幕は神様がこの世界を良きものとして造られ、神のかたちに造られた人間はこの世界を正しく治める使命を与えられたこと、第2幕はその人間が神の戒めに背き罪ある者となってしまったこと、第3幕は神はイスラエルという民を選び、彼らの歴史の中で救いの物語を示されたこと、第4幕はイエスキリストを遣わし、十字架と復活という出来事によって罪ある人間を救いに導かれたこと、第5幕は救われたものがこの現実の世界で神様が命じられた世界の管理人として忠実に生きること(今の私たちの時代)、そして第6幕はキリストの再臨による新しい天と地の完成です。福音とは、イエス様を信じれば救われ天国に行くまで楽しく過ごすことができるという、あまりにも単純なものではありません。今ここが神の国であり、神の民として生きることが、求められているのです。
 過日、平和ツアーの一環としてニコライ堂を訪ねました。正式には、東京復活大聖堂と言います。神学校を最近卒業された若い司祭の方が、丁寧に説明してくださいました。そこで語られた福音は、用語の違いを除けば、私たちの信じている福音と同じものでした。春日部の教会では、ニコライ堂と同じように復活祭を祝い、「イエスはよみがえられた、実に復活!」と唱和していることをお伝えしました。
 時代や場所は変わっても、キリスト教会の宗派やグループは違っても、イエス様が宣べ伝えた福音は変わることなく、今も世界中のクリスチャンによって宣べ伝えられているのです。
 ピリ 1:27 ただ一つ。キリストの福音にふさわしく生活しなさい。

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